愛する人も大切な物もがれきに
「自分が死んだらこの部屋にあるものゴミだな」とは認識していたが、千年に一度の大災害とはいえ、津波はある日突然、自分の大事な思い出の品も、愛する人さえ海へ、波にのんでがれきにしてしまう。
被災された方々の虚無感。文明に守られて日常は忘れているが、これが現実というものなのか。
- 作者: 渡辺和子
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/04/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「この人はこういう癖、偏りはあるけれど、こういういい面もある」と感じて人とつきあえたら楽しいかもしれない。こういう発想、「人生は残酷で辛い面もあるけれど、興味深く、楽しい幸せな面もある」は精神の健康のバランスをとって生きていくには大切だろう。