表現力

カラーパープル (集英社文庫)

カラーパープル (集英社文庫)

むかーし、むかし、雑誌に、女優のジョディ・フォスターがこの本を読んで、著者のアリス・ウォーカーに会いに行ったという記事を雑誌で読んで以来、名作だから読まなくては、と思っていた。

カラーパープル [DVD]

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映画を先に見て、これは小説を読まなくては、と感じた。「戦場のメリークリスマス」は小説[影の獄にて」の方が良かったが、「カラーパープル」は原作を損ねていない。(私的独断)

影の獄にて

影の獄にて


映画も、内容は暗い。でも、小説の方がユーモアがあり、不幸な境遇を耐え、人を許す主人公の善意が、映画よりも一層ラストを明るくしている。ただ、私が読んで、伝わってこないものがあった。理解できない、主人公が同性の女性を愛する気持ちが。私に理解力がないのではなく、翻訳者が悪いのだと、独断。続きは明日。