2014-04-16 私の父 俳句 大学を出てサラリーマンをした。しかし、江戸時代末から続く呉服屋の長男として、家を継ぐ覚悟もあり、会社で労働組合の指導者になって退職した。母の両親は、初めて父を見た時、多い髪が山嵐のようだったので、「共産党の親玉みたいだね」という印象を持ったそうだ。洟垂れて 願人坊主 懐手山の音 ふえて凍滝 ゆるみけり「ハスキー」と聞かれし犬と青田道碁仇を 見舞いそびれし 梅雨入りかな拝観の 叶いし古刹 寒牡丹世に疎とき 暮らしへ 鵙の来て猛る梅雨晴れや 老躯に飾る 何も無し